ウォッチコニサーたちが静かに注目する、ローラン・フェリエ「スポーツ・オート」
ローラン・フェリエは、ブランド創業メンバーがともに戦ったル・マン24 時間耐久レースへの出場40周年へのオマージュとなる新製品「スポーツ・オート」を発表した。
新作「スポーツ・オート」は1979年の6月9日、ル・マン「サルトサーキット」において、ローラン・フェリエ、フランソワ・セルヴァナン、フランソワ・トリスコーニの3人のアマチュアドライバーが、総合成績3位という快挙を成し遂げたことへのオマージュとして誕生した。
“レース中に着用できる理想的なタイムピースを作る”という想いから開発・設計された「スポーツ・オート」は、そのデザインと性能でラグジュアリースポーツウォッチの歴史に新たな1ページを加えるタイムピースといえよう。
新作「スポーツ・オート」は、“シンプルで正確で整然とした美”という価値観を持つローラン・フェリエの哲学が凝縮されたタイムピースだ。2019年に発表された「トゥールビヨン グランスポーツ」のデザインを継承するクッション型ケースはチタン製(グレード5)で、ベゼルと緩やかなトノー型のミドルケースで構成されるフォルムはローラン・フェリエのデザインコードに則ったスポーティーさと滑らかな曲線美を備えている。またベゼルは円形のサテン仕上げ、ケースサイドはミラーポリッシュ仕上げ、ミドルケースは垂直なサテン仕上げというように各部に異なる仕上げが施されている。
「スポーツ・オート」に搭載されるキャリバーLF 270.01 は、メゾンで2 番目の自社開発・製造の自動巻きであると同時に、初めてプラチナ950製のマイクロローターを採用した。従来のラチェット式に代わり逆回転防止ボールベアリングを搭載し、耐衝撃性や耐振動性に優れ、72時間以上のパワーリザーブを誇る。エッジ部分の面取り、表面の鏡面仕上げ、内部は亜鉛メッキ、サテン仕上げなど、ムーブメントひとつあたり139工程以上の手作業による仕上げが施されている。
ケースにセットされる一体型メタルブレスレット(グレード5チタン製)においても、ポリッシュ仕上げの側面とサテン仕上げの垂直方向が強調されたデザインが採用され、センターリンクの傾斜した側面に至るまでも丁寧なポリッシュ仕上げが施されている。
文字盤は濃淡の異なるブルーのオパライン仕上げが施され、ローラン・フェリエの象徴的な形状の「槍」を意味するアセガイ型の針とインデックスにはグリーンのスーパールミノバを塗布。ベースとなるダイヤルから低くセットされた6時位置のスモールセコンドはパウダーグレーのマーカーで彩られた。
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